1.日時 平成16年6月25日(金)10:00〜11:45 2.場所 総理官邸小ホール
3.出席者4.主な議題
- [参与]
- 飯田亮、朝倉敏夫、翁百合、高原慶一朗、富田俊基、船田宗男
- [農林水産省]
- 白須敏朗生産局長、稲田光競馬監督課長
- [総務省]
- 鷲見周久行政管理局管理官、若生俊彦行政評価局評価監視官
- [事務局]
- 堀江正弘特殊法人等改革推進本部事務局長
(1) 公営競技関係法人の組織形態の見直しについてのヒアリング
− 農林水産省(日本中央競馬会、地方競馬全国協会)
(2) 独立行政法人の中期目標期間終了時見直しについて5.議事経過
(農林水産省(日本中央競馬会、地方競馬全国協会)
白須局長から資料に沿って説明が行われた後、各参与から以下のような発言及び質疑があった。
- 競馬会は独占的地位を得て事業を行っているのだから、子会社等との取引について透明性を高める必要がある。また、売上げが伸び悩んでいる現状を踏まえ、そもそも子会社等を業務に介在させる必要性、さらには子会社等の統廃合も検討して、事業の効率化を進めるべき。
- 国家財政への寄与を競馬会の目的の一つとしているが、国庫納付金の使途が畜産振興等に限定されており、単なる特定財源となっているのではないか。また、馬の改良増殖という目的も、現代においてどの程度の意味を持つのか疑問。競馬の収益を畜産振興事業に還元するという仕組みをもう一度考え直すべき。
- 法人に評価委員会を設置したということだが、計画的な効率化や具体的な評価指標を検討しているのか。数値目標を設定し、厳しい事後評価を行うべきである。
- 随意契約の比率が高過ぎる。具体的な数値目標を設定して、一般競争入札の拡大に取り組んでほしい。
- 平成9年以降の6年間の家計の可処分所得が8%減であるのに対し、競馬会の売上げは20%も落ち込んでおり、経営努力に問題があるのではないか。売上げの今後の見通し如何。馬券の種類を増やすなどしても大幅な売上げ増につながらないのではないか。また、馬主の寡占化が進み、同じ馬主の複数の競走馬が同一レースに出走するなど公正さ・面白さに欠けていることが不振の原因となっているのではないか。
(総務省)
鷲見管理官から資料に沿って説明が行われた後、各参与から以下のような発言及び質疑があった。
- これまでは、国の機関から移行した独立行政法人に関して意見を申し述べる機会がなく、はがゆい思いをしたこともあった。今後は意見を出せるのでやりがいがある。仕事は大変になるが、頑張りたい。
(文責 特殊法人等改革推進本部事務局 速報のため事後修正の可能性あり)