公務員制度改革の大枠(ポイント)


  1. 公務員制度改革の意義

     中央省庁改革に続く第二段階として行政を支える公務員自身の意識、行動様式の改革を行うため、公務員制度について、行政改革大綱の完全実施を含む抜本的な改革を行う。

  2. 公務員制度改革の基本的方向

    ○ 中立公正で国民から信頼される、質の高い効率的な行政の実現

    (1)公務員一人一人の意識・行動原理の改革
    (目指すべき公務員像)
    自ら能力を高め、互いに競い合う中で、使命感と誇りを持って職務を遂行し、諸課題への挑戦を行う、国民に信頼される「公務員」

    @ 信賞必罰の人事制度の確立
    A 多様な人材の確保・育成・活用
    B 適正な再就職ルールの確立(「天下り」問題への対応)
    (2)行政の組織・活動原理の改革
    (目指すべき行政組織像)
    政治主導の下での国家的見地からの戦略的な企画立案、中立公正で簡素・効率的な業務執行を実現する、機動性に富んだ「組織」

    @ 国家的見地からの戦略的な政策立案能力の向上
    A 企画・実施両機能の強化
    B 責任ある人事管理体制の確立
  3. 公務員制度改革の今後の取組み
      〜新たな公務員制度への基本設計に向けて〜

    ◆ 新たな給与制度の確立等のための国家公務員法等の改正

    ◆ 公務員制度全般にわたる抜本的な改革のための検討を進める中で、労働基本権の制約のあり方との関係も十分検討

    ◆ 6月に新たな公務員制度の基本設計を取りまとめ、その後、法改正作業等に着手

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